売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会
伊南交通安全協会飯島支会が落語と交通寸劇で啓発
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫会長)は20日、南仲町の成人大学センターで、売れっ子落語家、柳家喬太郎師匠を招き、交通安全研修会を開いた。 約200人の聴衆を前に、喬太郎師匠は「酔っ払い運転、携帯電話片手の運転はもちろん、男女がいちゃいちょしながらの運転も危険、カップル禁止法も必要」と安全運転を小話で訴えた後、泣き上戸、笑い上戸、鶏上戸など酔っ払いの生態と、夫婦の駆け引きを絡ませた「かわりめ」を一席。2席目は「さくら丼には馬が乗っているのかと思った。初めて食べたがとてもおいしかった」と飯島町の名物丼を持ち上げた後「ひーふーみー:、今何時だい」でなじみの「時そば」。師匠のそばをすする音と、百面相に会場は大爆笑した。
また、会では落語のほか、県警交通企画係の五明靖夫補佐が、昨年の県下の交通事故発生状況や事故事例を紹介し、今年は▽高齢者の事故防止▽飲酒運転の撲滅、後部座席を含め全座席のシートベルト着用の徹底-を重点項目に活動していくとし、協力を求めた。県交通安全支援センターが交通寸劇で、楽しく正しい横断歩道の渡り方、信号の見方を学んだ。交通安全体験車「まなび号」、運転診断「点灯くん」など体験コーナーもあった。