有志企業組織と伊那異業種交流研究会第2グループが初交流
経済産業省「産業クラスター計画」によるプロジェクト作り提案
上伊那、諏訪地区を中心とする有志企業でつくる異業種交流グループ「錦麗(きんれい)会」は20日、伊那商工会議所の伊那異業種交流研究会第2グループと初の交流会を箕輪町内の企業で開いた。経済産業省が進める「産業クラスター計画」によるプロジェクト立ち上げを提案し、第2グループのメンバーにも参画を呼びかけた。
錦麗会は、クラークファインテック(本社・箕輪町北小河内)の増沢邦彦社長が呼びかけ4年前に発足。当初は同業種の交流が主だったが、現在は異業種20社22人が参加。エリアは上伊那、諏訪地区のほか松本、塩尻、岡谷、山梨県。年2回の情報交換・勉強会を開いている。
今回、第2グループのメンバーでもある錦麗会会員の呼びかけで初の交流会となった。
錦麗会は、産業クラスター計画の「中央自動車道沿線ネットワーク」が、会のネットワークと一致していること、中小企業が抱える課題の一つである販路開拓の支援が政策メニューに盛り込まれていることなどから、計画に則ってプロジェクトを組織したい考え。計画概要を示し、「賛同してほしい」と呼びかけた。今後、立ち上げを目指して準備を進める。
交流会では、水溶性研削油添加剤やポリリン酸を用いた歯周病対策商品など、錦麗会会員が自社開発製品を紹介。製品のデモンストレーションを見て質問するなど、情報交換した。