山車飾りを役場庁舎に展示
箕輪町の木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)は、南宮神社祈年祭に奉納した山車飾り「猪突猛進」を役場庁舎のロビーに展示している。
町民俗無形文化財の山車飾りで、今年の祭りには5舞台を奉納した。庁舎には干支にちなんだ「猪突猛進」を展示。イノシシ2頭が竹やぶから出ようとしている様子を現したもので、本物らしく見えるように、稲の穂先やほうきを毛に見立て、丁寧に作り上げている。「イノシシにあやかって『ひたすら前進する箕輪町』でありますように」との願いを記した看板も立てた。
蟹沢会長は、「役場には広範囲から人が訪れるので、展示した山車飾りを見て、町の文化財を知ってほしい」と話している。
小学生のクラブ「スマイル山車くらぶ」が作った「かちかちやま」の2場面は、町文化センターに展示した。いずれも節分のころまで飾る。