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工房信州の家づくりが県知事賞を受賞

県産材利用に貢献

工房信州の家づくりが県知事賞を受賞

 伊那市西春近のフォレストコーポレーション(小沢仁社長)を中心に構成する「信州の家は信州の木で竏注H房信州の家づくり」グループは、県ふるさとの森林づくり賞(県など主催)の信州の木利用推進の部で県知事賞を受賞した。家造りで県産材利用に貢献したことが認められた。
 家造りで、梁(はり)や柱、床などに杉、ヒノキ、唐松など県産材を使用。住宅1棟当たりの県産材使用率を03年の30縲・0%から05年に70%まで高めた。さらに、県産材50%以上使用した住宅建設は05年度25棟、06年度(12月末現在)40棟を数えた。
 1棟当たりの県産材使用率80%(残り20%国産材)、建設棟数50棟を目標に置き、昨年10月末、製材・建材屋と共同で天然乾燥ストックヤードを新設。
 利用できる国産材があるものの、流通が確立されておらず、外国産材に比べて使用率が低い現状にある。国産材を調達し、30棟分を確保。木材は半年縲・年間、自然乾燥させる。人工乾燥機に比べ▽木材の色、つやが良い▽木材の強度が強い▽収縮割れが軽減される竏窒ネどのメリットがある。市場だけでなく、山林所有者が木材を運び込む基地にしたいという。
 小沢社長は「製材、建材屋などの協力があってできたこと。改めてネットワークを作る意義を認識した」と話し、耐久性に優れる県産材利用をさらに推進する。
 同社は05年、県産材を利用し、環境や健康などに配慮した質の高い住まいに取り組む県の「信州木づくりの家」グループに認定されている。

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