通学などに危険性が高い県道、2月中に歩道設置の推進連絡会発足へ
小中学校の通学路で交通量も激しい宮田村内の県道「宮田沢渡線」への歩道設置を強く県に求めていこうと、2月中にも地元関係者で構成する推進連絡会が設立する。近年は子どもが巻きこまれる大きな事故はないが「いつ発生してもおかしくない状況」と村教育委員会。子どもの安全確保のため長年の懸案だったが、県の対応に軟化の姿勢もみられ、地域の力を結集して早期実現を働きかけたい考えだ。
設置要望の対象区間は「河原町西」から、国道と交わる「駒が原」の各交差点までの延長815メートル。1・5車線で歩道がなく、登下校時など子どもら通行者脇の直近を大型車などが通過する光景も日常的にみられる。
PTAなどの設置要望も強く、村も以前から県に繰り返し求めてきたが進展はなかった。しかし、昨年末に開かれた上伊那市町村と県の懇談会で、村井県知事は検討に前向きな姿勢を示した。
歩道設置には拡幅なども必要となるが「風向きが変わってきており、この機会にさらに地域の力を結集して要請行動をおこしたい」と村産業建設課や村教委。
議会、区長会、PTA、育成会、安協などが参加して設立準備会を開催して、後日正式に設立する。