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公営特養みすず寮の存続を願う市民の集い

公営特養みすず寮の存続を願う市民の集い

 伊那市が上伊那福祉協会への経営移管を進めている特別養護老人ホーム・みすず寮の公営存続を願う市民の集いが27日、市民会館であった。約120人が集まり、民間移管反対への思いを強めた。
 集いは、昨年11月末に発足した公営みすず寮を守る会(小林幹彦会長)によるもので、活動の経過説明を当たった小林会長は「2万人以上を目標に集めている署名も、1万8千近くなっている。社会保障まで市場原理の中に放り込まれてしまえば、格差社会は一層拡大する。安心して暮らし続けられるまちづくりのビジョンを作っていきたい」と語った。
 また、県営老人ホームの民営化反対運動を展開している富山県職員労働組合の清水哲男会長を迎えた特別報告も実施。清水会長は「民間移管で一番問題となるのは職員がすべて入れ替わること。福祉施設は利用者とスタッフの信頼関係があって成り立っており、絶対に認めるわけにはいかない。お互いにがんばりましょう」とエールを送った。

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