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第6回高校改革プラン推進委員会

会議の方向性見えず

第6回高校改革プラン推進委員会

 第3通学区の高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)が29日、伊那市の生涯学習センターであった。“魅力ある高校づくり”の議論を深めようと臨んだ6回目だったが、たたき台設置の経緯や、総合学科や多部制・単位制の基本的説明に終わり、具体的方向性は見出せなかった。
 県教委は前回意見を受けて、たたき台設置の具体的経過を説明。統廃合対象校が最も多い上伊那は、諏訪・下伊那に比べ、他地域に多くの生徒が流出していることを05年度状況で示し「通学圏域が広い」とした。また、多部制・単位制高校は「広域から生徒が集まる」と想定し、第3通学区のほぼ中央にある箕輪工業高校への設置を決めた。
 しかし、箕工を学区の中央と位置付けていることや、流出入を固定的に考えていることを疑問視する委員も多く「県教委案は財政問題や人件費のみに着目した案」との批判もあった一方で、「前回諏訪地区も統廃合の対象としていくことを決定しており、今更県教委の案にこだわる必要もない」との発言もあった。
 総合学科や多部制・単位制については「実現には、結局少人数学級は避けて通れず、その分教員数も多く必要なのでは」との質問もでた。

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