高遠町引持地区で数珠回し
新年事始めの伝統行事「数珠回し」が4日、伊那市高遠町の引持地区であった。地区住民など約30人が集まり、長さ20メートルほどある大きな数珠を回しながら今年の五石豊穣や家内安全などを願った=写真。
大きな数珠を広げて輪になり、参加者全員で念仏を唱えながらその数珠を回す伝統行事。右に3回、左に3回数珠を回すほか、1カ所だけ大きな玉がついており、それが自分のところへ来た時に礼拝する。
引持地区では例年、農事の事始めとされている2月8日に実施してきたが、より多くの人に参加してもらおう竏窒ニ今年は8日に一番近い日曜日に実施。小学生の参加もあった。
伊藤裕偉組合長は「伝統を引き継いでいくためにも出れる人に出てもらうようにしていきたい」と話していた。