もっと美味しいワインにしたいと視察
宮田村の特産品・山ぶどうワインの生産に携わる「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」は28日、国内ワイン発祥の地とされる新潟県上越市の岩の原ぶどう園などを視察。園地や施設などを見学したが、「宮田村の取り組みや意識は、決して先進地にもひけをとっていない」と改めて自信を深めた。
山ぶどうを栽培する村内農家のほか、醸造元の本坊酒造、農協や村の担当者約20人が参加。
岩の原ぶどう園では、丘陵地帯に広がる園地や隣接する醸造施設を見て回った。
なかでも醸造したワインを適度な温度で管理する施設「岩室(いわむろ)」は全員が興味深げ。宮田村にも導入計画が挙がっており、熱心に見ていた。
また、宮田村よりもひと足早く山ぶどうワインの生産を始めた下高井郡木島平村の園地も見学した。
宮田村の山ぶどうワインは生産開始から7年目を迎え、県の原産地呼称管理制度の認定を受けるなど、高い評価を得ている。
一方で「もっと美味しいワインをつくりたい」と、各関係者が連携。先進地視察を毎年実施するなど、技術向上に取り組んでいる。