【記者室】中学卒業生に贈る「愛の鈴」
南箕輪村の中学卒業生に贈る「愛の鈴」。こけしのようなマスコットに鈴がついた小さな贈り物は、村ボランティア運営委員会の呼びかけで集まったボランティアが、「卒業しても健康で村のことを忘れず、福祉の気持ちを持って」と願いを込めて手作りする▼15年以上もの長い間、中学生が愛の鈴を受け取って卒業していった。成人式での新成人アンケートで村への思いを尋ねると、「きれいで豊かで誇れる村」「村を愛している」などの返答がある。「村を忘れずに」との願いはしっかり届いている▼村の子どもたちを我が子のように思い見守る温かさ、優しさが形になった愛の鈴。今年もボランティアが心を込めて作り上げた。3月、約160人の卒業生に贈られる。(村上裕子)