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4月1日 第3セク・公社が事業統合

4月1日 第3セク・公社が事業統合

 伊那市が出資している5つの第3セクター・公益法人の事業統合協定書調印式が8日、市役所であった。4月1日に事業統合し、健全経営を図り、営業の連携や経営改善、職員能力のレベルアップ、共同宣伝による集客力アップなどの効果を上げる。
 合併に伴い、伊那市総合開発(小坂樫男社長)、伊那市振興公社(酒井茂理事長)、高遠町振興公社(伊東義人理事長)、長谷開発公社(宮下市蔵理事長)、南アルプス生涯学習振興協会(同)の組織を再編。採算性が求められる事業を伊那市総合開発、公益性が求められる事業を伊那市振興公社に編入する。3月31日に解散する高遠町振興公社、長谷開発公社、南アルプス生涯学習振興協会は、それぞれ理事会で解散や残余財産の処分を議決した。
 調印式後、小坂社長は「経営的に難しいが、広域の良い面が出てこなければいけない」とあいさつ。ほかの理事者も「市民に喜ばれ、満足されるサービスを提供するため、職員一丸となって取り組みたい」と地域の活性化、住民の福祉増進につながることを期待した。
 総合開発は、温泉浴場施設や旅館の経営、観光みやげ品の製造・販売などを営み、振興公社は、緑化の促進、生涯学習活動の推進、農林・観光振興、都市との交流などの事業を展開。
 解散する公社などに欠損金があった場合は、基金の取り崩しで解消。残余財産は伊那市に寄付する。
 役員は、それぞれの役員会で決定する。

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