生産者と給食ともに交流深め
宮田村の宮田中学校で7日、地産地消を目的に上伊那農協が食材を無償提供した給食があり、生産者や農協理事らが生徒と一緒に食べて交流も深めた。
管内小中学校、養護学校52校に食材を提供する「農と食の給食交流事業」で、昨年に続き2回目。
ネギ、卵、シメジが寄せられ、この日の同校の給食ではすいとん汁や茶碗蒸しに。村内の農事組合法人「ひかり」が生産するシメジは、煮付けに調理された。
農協の新谷秀子理事、「ひかり」の小林壮之助組合長ら4人が同校を訪れ生徒と会食。
新谷さんは「生産者はみんなの体のことを考え、頑張って野菜や果樹をつくっている。安全安心な地元のものを食べてください」と呼びかけた。
美味しそうに給食を食べる生徒の姿に小林さんは「地元の農業を理解することにもつながり、良いことだと思う」と目を細めた。
宮田村ではこの日以外にも小中学校の給食に地元産の食材を積極的に活用しており、生産者との交流も定期的に深めている。