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月刊誌「伊那路」通巻600号達成

月刊誌「伊那路」通巻600号達成

 上伊那郷土研究会(伊藤一夫会長、会員750人)が発行する月刊誌「伊那路」が通巻600号を達成した。郷土研究者らの発表の場として昨年12月で創刊満50周年を迎えた。600号では、これまでの半世紀の歩みを特集。2月3日には、記念公開歴史講演会を予定している。
 1957(昭和32)年、郷土の歴史を中心に自然、地理などの研究者らが集まり同会を発足し、創刊。会員らが研究成果を寄稿し、1カ月に一回、毎号約千部を発行してきた。これまでの特集では、郷土の偉人や災害などについて掲載。昨年は7月豪雨災害、権兵衛トンネル開通なども取り上げた。
 地域文化の発展に貢献し、郷土史の百科事典的な役割を果たしている伊那路。伊藤会長は「600号続いたのも発行に携わる人たちの熱意があったから。今までの蓄積が郷土の文化的な宝になってくれれば」と話している。
 記念講演会は午後1時から、伊那市駅前ビルいなっせで開く。国学院大学教授の倉石忠彦さんが、同誌創刊に尽力した宮田村出身の民俗学者・向山雅重さん(1904竏・0年)について語るほか、前上伊那郷土研究会長の竹入弘元さん、県立歴史館専門主事の田村栄作さんの講演もある。公聴無料。
 問い合わせは、上伊那郷土研究会(TEL78・6719)へ。

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