西箕輪小で来入児一日入学 給食を試食
伊那市の西箕輪小学校(御子柴俊治校長)は25日、来年度入学予定者を対象とした一日入学会を開き、本年初めて給食の試食も試みた=写真。来入児や保護者ら81人が参加し、入学前に小学校の雰囲気を味わった。
試食会は市内でも初の試みで、学校給食に少しでも慣れてもらうために企画した。学校と保育園の連携を深める目的で、参加者は、児童たちの授業風景も見学した。
けんちん汁や野菜のゴマあえなど5品の献立は、低学年が食べる量を用意。園児らは保護者と一緒に食事を始め、それぞれのペースで食べた。
大萱保育園の白鳥陽一くん(6つ)は、ご飯をお代りする勢いで給食を平らげ「おいしい」との感想。母親の麻里さんは「学校では好き嫌いなく給食を食べてほしい」と話した。
西箕輪北部、南部保育園の両園の園長を兼務する、塚本晶子さんは「食事に好き嫌いのある子どもにとっては学校給食は不安材料の一つ。保育園から環境が変ることを、事前に体験できる機会として貴重」とした。