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竜援塾設立準備講演会

池上洋通さんが「いま学ぶことがなぜ必要か!」をテーマに基調講演

竜援塾設立準備講演会

 世界を測り社会を創る生涯学習塾「竜援塾」の開設に向けた設立準備講演会を12日、中川村文化センターで開いた。上下伊那の有志でつくる「上下伊那連絡会」が主催。約40人が参加し、自治体問題研究所理事、主任研究員の池上洋通さんの基調講演「いま学ぶことがなぜ必要か」に耳を傾け、国際情勢に理解を深めた。
 この中で池上さんは「ヨーロッパではノーチェックで自由に国境が越えられる。世界は明かに1つになりつつある。社会・経済の世界化、ボーダレスが進み、多くの民族が依存しあって生きる、相互依存が現代社会の特徴」とした。
 1985年と2001年の主要国の輸出入額を比較し「15年間に輸出入額は3倍になった。それぞれの国、民族が閉鎖的に生きることはありえない」と話した。
 また、パソコンとインターネットの普及の推移を示し「ICT革命は大きな広がりを見せ、新しいタイプの選挙、政治も始まっている」と話した。
 竜援塾は地域生活と県政、国政ならびに国際情勢との関係、近代立憲主義、民主制度などの学習を通じて、社会観を養成し、地域のオピニオンリーダーを養成する生涯学習組織。4月29日開講、講座1期1年10講座。1期基礎=自分の定規を創る。2期応用=創った定規で現実を測る。3期実践=身につけた定規を使って社会を変革する。
 1期の講師は池上洋通さんを中心に、一橋大学の鵜飼哲さん、色平哲郎さんらが務める。定員1期30人、入学金3万円、年間学費5万円。詳細は設立準備連絡先カフェあびぇんと(TEL78・0899)

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