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箕輪町の赤ソバブランド化
ブランドづくりネットワーク信州が構想・計画を提案

箕輪町の赤ソバブランド化<br>ブランドづくりネットワーク信州が構想・計画を提案

 長野県内のブランドづくりを支援する長野県デザイン振興協会のブランドづくりネットワーク信州(鈴木進委員長)は13日、支援モデルの第1弾となる箕輪町の赤ソバのブランドづくり構想・計画を町に報告した。構想の趣旨に「顧客の期待を超える箕輪町ならではの感動体験の提供」を挙げ、赤ソバを生かした商品・サービスを提供する観光(もてなし)事業の戦略や施策を示した。
 ブランドづくりネットワーク信州は、05年に県内の産・学・官の代表機関が集まり策定した「信州ブランド戦略」に沿って、商品や販促のデザイン、宣伝・広告など専門性の支援を担う。長野県デザイン振興協会が母体。ブランドづくりテーマの応募の中から町の赤ソバを第1弾テーマに選び、現地視察などをして構想・計画をまとめた。
 顧客への感動体験の提供により、農をベースに製・販・サービスを一貫して直接提供する自立的なブランド構築を提案し▼赤ソバ栽培発祥の地として赤ソバ畑の最高の景観の提供▼自家栽培・製粉した最良の原料で町独自の商品・サービスの提供-を挙げた。
 現状分析に基づく戦略として事業収益構造の確立、ターゲット顧客の特定とニーズ把握、ブランドイメージのデザイン、施設・設備の整備、町民の取り込みなどを説明。商品・サービスの再構築については、産地独自の強みを有する商品・サービスの洗い出しとして、ハチミツ、寒干しそば、十割そばなどを例に挙げた。
 平沢町長は、「赤ソバを地域全体の活性化の引き金にしたい。現状を整理し直し、事業主体を固めて、どういう人材を入れ、いかに夢を共有するか検討したい」と話した。

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