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箕輪町07年度当初予算案
「足元を固め、夢を育て、町民にやさしい予算」
一般会計83億2800万円 前年度当初比11・5%増

 箕輪町は16日、07年度当初予算案を発表した。一般会計は83億2800万円で、前年度当初比11・5%、8億5700万円の増額になった。増額の主な要因は地域交流センター・消防署建設事業費約5億7千400万円、南原工業団地拡張用地造成事業と福与工業団地の工場用地取得資金貸付金の約1億7500万円。平沢豊満町長は、「住んでよかった、住んでみたい町づくりに向け、足元を固め、夢を育て、町民にやさしい予算編成にした」と説明している。
 「福祉、教育、環境に重点配分」し、子どもの育成に力を入れ、新年度は乳幼児・児童への医療費無料化を現行の小学3年生までから小学6年生まで拡大する。1991万8千円の予算で、拡大分は約1190万円。町内で子育てをしてもらうため、土地開発公社窓口で不動産情報の提供、一部住宅団地整備などにも取り組む予定。
 歳入は、三位一体改革の影響で、国などからの財源は前年度当初と比べ4億1650万円減少する。一方、町税は4億3570万円の増加。結果として1億9200万円の増となり、「町の実態は計算上は体質的に強化された」という。歳出は、経常経費で一般財源ベース2080万円の経費節減を図った。
 歳入の主なものは、町税が35億9638万7千円で前年度比13・9%増、地方交付税は13億9千万円で8・6%減。南原工業団地用地売却代の財産収入1億9670万2千円、繰入金1億2710万9千円。町債は都市再生整備事業、消防施設建設事業などで6億5010万円(78・6%増)。
 歳出は、人件費が18億8053万1千円で2607万5千円の減。義務的経費(人件費、扶助費、公債費)は33億7526万3千円で1427万円減額。普通建設事業費は9億7798万1千円で6億7008万8千円の増額、災害復旧事業費は1690万円で1550万円の増額。
 経常収支比率は85・1%で、前年度より0・7%改善した。
 特別会計を含めた総額は162億9561万4千円で、前年度当初費11・7%(17億1028万円)の増。

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