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新谷選手に聞く 五輪にかける想い

新谷選手に聞く 五輪にかける想い

 来年2月のトリノ冬季五輪。宮田村出身でスピードスケート短距離の新谷志保美選手(竹村製作所)は、昨季のスランプを乗り越え、五輪代表、さらにはメダル獲得のため練習を続けている。近く米国・ソルトレークで氷上合宿が始まるが、それを前に本人に五輪にかける想いを聞いた。
 ‐絶好調だった03‐04シーズンから一転、昨季は不振にあえいだが
 体の小ささをカバーするためには、筋力を付けなければと体重を増やした。しかし、体脂肪が増えてしまった。体重が増えたわりに、筋力がつかなかったので、バランスを崩してしまった。
 ‐改善するための現在のトレーニングは
 陸上トレーニングで筋力と体力アップを同時に行っている。ショートトラックのリンクで氷上練習も続け、オフの間も技術向上に努めてきた。テクニックと支える体力、今やっている練習が冬につながると信じている。
 ‐昨季はベテランの岡崎朋美選手(富士急)らベテラン勢や、吉井小百合選手(三協精機)など若手の台頭もめざましかったが
 人と比べても仕方がない。自分を伸ばすことができるのは、自分しかいないと思ってやっている。
 ‐シーズンを前にした今の心境は
 緊張感とやるしかないという気持ち。五輪は出場するだけでなく、金メダル獲得が目標。そのためには選考レースなどで世界記録を出さなければ、難しいと感じている。そのための練習を今は続けている。
 ◆新谷志保美 1979年8月10日生まれ。宮田小学校2年の時に、父純夫さんが指導するクラブでスケートを始めた。中学、高校、大学と各年代のタイトルを独占。昨季はW杯500メートル総合で11位と苦しんだが、03縲・4シーズンは総合3位になるなど、世界のトップスケーターとして活躍。宮田村の実家に帰省した時には、家族、愛猫と時間を過ごす

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