担い手が意欲持てる体制整備を、果樹振興計画策定
宮田村農業農村支援センターの果樹専門部は新たな果樹振興の地域計画を策定した。計画の実施期間は今後5年間。果樹作業支援グループの育成などに着手し、担い手が意欲を持てる体制整備を進める。
せん定や棚つけなど各農家の作業は膨大。繁忙期には人出が必要となるが、これまでは個人的なつながりで親戚や友人、地域の人などに協力を頼むしかなかった。
支援グループはそれを組織的に補完するもの。具体的な育成計画はこれからだが、労働軽減、高齢農家の経営維持にもつながると取り組む考えだ。
また、果樹専作農家の規模拡大についても支援。園地の計画的な集約などを進め、生産量の維持確保に努める。
支援充実などにより若手経営者のやる気も引き出し、担い手の育成も。認定農業者の果樹農家数を現在の3戸から2010年度までには20戸に増やす目標も立てた。