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竜東線の吉瀬田切大橋が連結し、両市町の小学生が交流見学会

完成は9月末、供用開始は来春

竜東線の吉瀬田切大橋が連結し、両市町の小学生が交流見学会

 主要地方道伊那生田飯田線(竜東線)の天竜川に架かる吉瀬田切大橋(仮称)のアーチ部が連結され19日、飯島小学校5年生と赤穂南小学校6年生の合わせて65人が見学交流した。吉瀬-田切工区840メートルにかかる同橋は、鈑桁橋88メートル、鋼ローゼ桁橋(本橋)144メートルからなり、9月末完成、来春供用開始を目指す。総事業22億円(うち架橋工事15・4億円)。
 竜東線吉瀬-大草間は幅員が狭小、落石、土砂崩落などから改修を計画。うち吉瀬-田切工区は橋で結び、地域間の交流の促進で魅力ある地域づくりを支援する「交流ふれあい整備事業」と位置付け、2000年に事業化され、02年年度吉瀬側の鈑桁橋が着工、翌年飯島側も着工、同時並行で架橋工事が進み、17日、橋の中央でアーチ部が連結した。
 本橋の鋼ローゼ桁橋は橋長144・5メートル、支間長142・2メートル、橋台、橋脚各2基、車道7・25メートル、歩道3・5メートルを設ける。▽景観や落雪対策により、アーチ形式を採用▽ライフリサイクルコスト低減のため耐候性鋼材無塗装使用▽床版に耐久性の高い合成床版を用いた。
 見学会はアーチ部の完成に伴い、吉瀬と田切を結ぶ大きな一歩を刻んだことを記念し、市と町の子どもたちが交流見学することで、橋の意義を現地で体験してもらおうと開いた。両市町の小学生は橋の巨大さ、工事のち密さに驚き、完成への期待を膨らませていた。

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