認知症の理解と介護について考える講座
アルツハイマー病と脳血管認知症について学ぶ
駒ケ根市は17日、南庁舎で、50人が参加し、認知症の理解と介護について考える講座を開いた。50人が参加し、中畑英樹医師(中畑内科・消化器科クリニック)を講師にアルツハイマー病と脳血管認知症について学んだ=写真。
この中で中畑医師は認知症とは「成人に起きる記憶と知能障害、一旦正常に発達した知能が、後天的な脳障害により低下し、日常生活や社会生活が営めなくなった状態」と定義し、記憶障害や見当識障害、日常会話、食事、排泄などの項目で、認知症の軽症、中等症、重症など判定基準に触れた。
また、アルツハイマー病の病期分類と主な症状について、前駆期(MCI)は診断が困難で、うつ状態やうつ病と間違いやすいとし、初期では記銘力、近時記憶障害が出現する。中期に進むと、遠隔記憶障害が出現し、後期では記憶障害は重篤、人格変化が目立ってくる-と話し、各病期における症状を詳しく解説した。