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箕輪町郷土博物館で親子機織り体験会

ひな人形の着物作る・昔ながらの技楽しんで

箕輪町郷土博物館で親子機織り体験会

 郷土の身近な伝統技術に親しんでもらおうと、箕輪町の町郷土博物館で18日、親子機織り体験会があった。来月のひな祭りを前に、参加した7組約20人がひな人形の着物を織った。
 博物館の展示品を鑑賞してもらうだけでなく、実際に体験してもらいたいと企画。一般に呼びかけた昨年に続き2回目で、今年は親子のふれあいの機会にもした。
 博物館所蔵の機織り機を複製した簡易機織り機で、縦糸に木綿糸、横糸に毛糸を使って作業。参加者らは職員から指導を受けながら、機に張られた縦糸に横糸を左右から繰り返し通して、丁寧に織り上げた。
 人形は職員が事前に用意した手づくり。淡い色を塗ったキッチンペーパー5枚を胴体の綿棒に重ね着させ、その上に参加者が織った色鮮やかな布を着せた。顔となる綿棒の先端には烏帽子や冠をつけて、男びなと女びなに仕立てた。
 祖母と一緒に体験した小学4年の女児(10)は「前に1度やったことがあって楽しかったから参加した。経験しててもやっぱり少し難しい。100点中50点ぐらいの出来栄えかな」と話していた。

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