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保科家発祥の地・長野市若穂保科の住民有志来町

ゆかりの場所巡り大河ドラマ化協力に熱意

保科家発祥の地・長野市若穂保科の住民有志来町

 高遠町が進める高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化実現に向けた署名活動に協力している、保科家の発祥の地とされる長野市若穂保科地区の住民有志でつくる長野会議(雪入 司代表)のメンバー7人が30日、町を訪れ、正之らのゆかりの場所を巡った。
 会議の一員で、上伊那郷土研究会会員の堀越肇さん=飯島町出身=が研究調査のため、正之の6代前で、保科城主の正利が建立した広徳寺を訪問。その際、宮澤孝典住職や檀家の雪入代表らと出会ったのを縁に、町の活動を紹介し、賛同した約40人で3月に同会議を結成した。
 保科の姓の由来は平安時代以前にさかのぼり、保科地区一帯を統治した武将が地名を性にあてたことがはじまり。戦国時代まで保科家が保科地区を占めていたとされている。
 同会議は保科生誕の地として町に協力したいと、若穂を中心に署名活動を展開。6月には集まった2200人余の署名簿を町側に渡した。
 今回はドラマ化実現に向けて町との交流を兼ねて訪れた。高遠城址公園を散策したり、建福寺で正之を養子とした正直と、その父である正光の墓参をした。
 また、1120人分の署名簿を伊東義人町長に手渡し、「市民運動に過ぎないが、これを機会にできる限りの努力をしていきたい」と実現に向けた熱意を伝えた。
 伊東町長は「発祥の地で会を設立してもらい力強く思う。献身的な努力で活動を進めていただき、本当にありがたい」と感謝した。
 同会議は、長野市全域をはじめ、周辺市町村を含めた5万人以上の署名活動を推進していきたいとしている。

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