中川村07年度当初予算案を発表
一般会計は総額31億2200万円
中川村は20日、07年度当初予算案を発表した。一般会計は総額31億2200万円で前年当初比3・6%増。一般・特別会計・水道会計の総額は50億9881万円で、前年比3・3%増となった。一般会計は01・05年度骨格予算を除けば、11年前の95年並の予算規模。「過疎債を有効活用し、計画的に必要な投資を行ない、基本的サービスを提供しつつ、村の魅力を生かし、村の活力が増していく施策を展開する予算」(曽我村長)とした。
歳入は村税が4億6023万円で前年当初比9・5%増、税制改正による。地方譲与税は税源移譲措置に伴い40・0%の大幅減で、6500万円。地方交付税は1・9%増の15億9000万円、うち普通交付税は15億3000万円円を計上。公債費算入増分を見こむ。繰入金は9100万円、うち財政調整基金からは9000万円とした。村債は過疎債を基本に4億2550万円、29・0%の大幅増。新規事業の村営住宅建設、給食センター大規模改造事業、ふれあい公園整備、橋梁、社会体育館改修事業などに活用する。
歳出の人件費は議員定数削減などで1・1%減の7億1143万円。物件費は1・1%減の3億8251万円、扶助費は福祉医療費増などで6・3%増の1億4241万円、補助費は伊南行政組合負担金増で3・1%増の2億8337万円。普通建設費は4億6180万円で36・6%大幅増、村営住宅用地買収やふれあい公園整備、給食センター改修-など。公債費は04年度がピークで1・0%減の6億7346万円。公債比率は21・6%。
特別会計関係では、国民健康保険が4億2520万円、介護保険は4億2140万円、老人医療は5億9900万円。公共下水道事業2億4660万円、農業集落排水事業は1億5100万円。水道事業は1億3360万円となっている(07年度の新規・拡充事業は後報)