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信大・大谷教授が食品による健康管理について講演

信大・大谷教授が食品による健康管理について講演

 信州大学農学部と伊那市は22日、食品による健康の管理をテーマとした講演会を市役所で開いた。信大大学院農学研究科の大谷元教授を講師に迎え、健康維持に果たす機能性食品の役割などについて学んだ=写真。
 官学連携の一環として企画した講演会。健康意識の高まりとともに機能性食品への注目が高まっていることや、農学部で食品の機能性研究が積極的に進められていることなどから、機能性食品をテーマとした。
 大谷教授は、政府が認可する「特定保健用食品」が、摂取することにより目的とする保健が期待できる食品であることを説明。機能性食品にはさまざまな病気の発症を軽減することが期待されるが、食品には限界があり、病気になってからは医薬品でしか対応できないため、生活習慣病の一次予防などとして用いることが有効的であることを示した。
 また、医療費負担の増額が懸念される将来に備え、政府も医療費削減手段として機能性食品を活用しようと動いているため、「機能性食品産業市場は今後一層拡大すると考えられる」と語った。

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