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「進徳ゼミ」地域住民に開放

高遠高校公開講座・初の試み

「進徳ゼミ」地域住民に開放

 高遠高校で26日、学校公開講座「アジアのことば」が始まった。3年生の総合学習の時間「進徳ゼミ」を開放し、地域住民と生徒がともに授業を受け、交流を図る初めての試み。
 日韓親善伊那谷の会運営委員長の鄭康雄さん=南箕輪村=らを講師に迎え、ハングルの基本文法や母音・子音の発音、日常会話などを、06年1月末まで全13回にわたって学んでいく。
 初回は、地域住民4人が参加し、同授業を選択している生徒16人とともに受講した。生徒らが「日本人と似ている」「キムチやチヂミがおいしい」などと韓国の印象を答えると、鄭さんが韓国の現状やハングルの成り立ちなどについて紹介。その後、ハングルの母音・子音の発音の仕方なども学習した。
 韓国に興味があり参加したという主婦(40)は「学校を地域住民に開放し、生徒さんとともに授業を受けれる取り組みはすごく良い試みだと思う。生徒さんの授業に対する熱心な姿勢が刺激になっている」と話していた。
 講座の中盤からは、日韓の関係をはじめ、韓国の歴史や料理についても触れていく予定だ。

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