えごまプロジェクト調理研究会
南箕輪村と伊那市の遊休農地でエゴマを栽培している「えごまプロジェクト」(30人、唐沢俊男代表)は25日、エゴマの特性を生かした調理研究会を伊那市生涯学習センターで開いた。会員が、今年収穫したエゴマを使いエゴマ和え、ふりかけなどを作り味わった。
長野県農業開発公社上伊那支所が中心となりプロジェクトは3年目。遊休農地利用による農村景観の形成と、エゴマの機能性を生かした自らの健康を考え、化学肥料や農薬を使わずに栽培。今年は20アールの畑で42キログラム収穫した。
会員へのエゴマの種子とエゴマ油の配当に合わせた調理研究会で、学校給食甲子園優勝料理長谷地区の「えごまマヨネーズ和えサラダ」のほか、ふりかけ、とん汁、クッキーなどに挑戦し、エゴマを炒ったり、すり鉢でするなどして調理した。
信大農学部の春日重光助教授は、収量確保のため種が落ちにくい育種を目標に上げ、エゴマの機能性や栽培などについて話した。
来年度も約20アールの畑で栽培し、エゴマの新たな利用法の研究なども計画する。参加希望者は農業開発公社上伊那支所の唐沢さん(TEL76・6814)へ。