家族経営協定締結者調印式
箕輪町で4組
箕輪町で1日、農業経営の環境づくりのため家族員が役割と責任を明確化する「家族経営協定」の締結者調印式が町役場であり、新規の4組が協定を結んだ。
家族経営協定は96年に始まった。農業経営の近代化を進め、魅力ある職業にするため、経営従事者が互いを経営パートナーと認め合い、各自の意欲や能力を発揮できる環境作りを目的とする。協定は家族ごとの実情に応じた役割や責任を明記する。
箕輪町長、町農業委員会長、町農業者年金協議会長、上伊那農業改良普及センター長が立会い、家族ごとに協定書に調印した。
平沢町長は、「新たな気持ちでの出発点。農業は人間として生きるベースになる最も重要な仕事。町の活性化のためにも皆様のお力が必要。家族で協力いただき、すばらしい経営ができるよう頑張って」とあいさつした。那須千元農業委員会長は、「箕輪町の農業自給率は67%で厳しい状況。町の農業のため地域や町のリーダーとして大いに頑張ってほしい」と話した。
締結者を代表して柴一吉さん=木下=は、「協定の締結を機に地域農業の活性化のため担い手となって一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。
締結者は、今回の4組を含め上伊那で221組、町内は15組になった。