都市農村交流セミナー
ワークショップで農村資源考える
箕輪町の新しい体験型産業の創出を検討する「赤そばのまち・箕輪」発・都市農村交流セミナーの第2回会議は7日、松島コミュニティセンターで開き、ワークショップで町の自然や農村資源の生かし方について活発に意見を交わした。
全6回の町民参加によるセミナーやワークショップで構想づくりを進める。第2回は35人が参加。都市農山漁村交流活性化機構の花垣紀之さんらの進行に基づき、「地域住民、旅行者が楽しめる自然・農村資源の生かし方と課題」をテーマに5班に分かれて検討した。
資源には赤ソバ、ながた自然公園、もみじ湖、伊那梅苑、中曽根の権現桜、アルプスの眺め、星空の美しさ、湧き水、野菜、花、古田人形芝居、かやぶき住宅、手筒花火、特産品のワインや焼酎などが挙がった。
意見・課題では、道案内の看板設置、駐車場整備、農産物を生かした体験、観光コースの設定、維持管理のための仲間づくりと案内人の養成などがあった。
「もてなす心を地域の皆と一緒に持っていくことが大切」「町民自身がまず地元をよく知り、自ら体験することから始めることも大事」「発想の転換で見慣れたものの中に十分観光資源になるものがある」などの意見も出た。
今月末に第3回会議を開き、ワークショップのまとめと中間報告をする予定。