はら美術で北原泰治油絵展
高遠町長藤在住の油彩画家・北原泰治さん(78)は8日から、「北原泰治油絵展」を伊那市旭町の原美術で開いている。四季折々の地元の風景を、柔らかな色調でとらえた油絵など45点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
示現会や日展などへ作品を出展し、99年には示現会賞を受賞している北原さん。出身地である高遠町が桜の名所として知られていることもあり、桜の見える春を描くことが多いという。
はら美術での個展は4年ぶり。0号縲・0号の近作を集めた。
展示作品の一つ「高遠の春」は、03年の「高遠の四季展」で奨励賞となった作品。満開の桜を柔らかな色調で表現し、その背景に高遠の街並み、残雪の美しい中央アルプスを描いている。
北原さんは「桜の花の美しさに魅せられ、その色を表現することに取り組んできた。しかし、思い通りの色を表現するのは難しく、今も挑戦し続けている」と話す。
そのほかにも、安曇野や千曲川など、各地の美しい情景を描いた作品が並んでいる。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。13日まで。