伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
1510/(火)

ニュース

宮田小3年1組、地下道に絵を飾って

宮田小3年1組、地下道に絵を飾って

 宮田村宮田小学校3年1組は9日、班ごとに描いた絵9枚を村内の国道153号線を渡る地下道2カ所に設置した。通学路で多くの人も利用する通路だが、閉鎖的な場所でもあり「明るくしたい」と協力。定期的に地下道の清掃も継続してきた子どもたちだが、4月のクラス替えを前に抱いてきた夢が実現し「クラスがかわっても大切に地下道を使っていきたい」と話した。
 地下道への絵の設置は2004年度の6年3組が実施。3年1組は活動を受け継ごうと、清掃しながら構想をふくらませ、昨年末から絵を描き始めた。
 リスが遊んでいたり、魚が泳いでいたり、お菓子の家まで。子どもたちの想いがあふれた絵が、本来は殺風景なコンクリートの通路を楽しく飾った。
 全員で設置作業していると、さっそく通行人が「きれいだ。みんな頑張ったね」と絵を眺める光景も。
 利用者の声に「やって良かった」「これからも地下道を通って、どうなっていくか見たい」など、自分たちがやったことの大きさをかみしめた。
 村内各所にプランターを設置し、花いっぱいの地域づくりも行なってきた同学級。その活動で村が明るくなることを実感した児童たちだが、さらに地域を大切に想う気持ちを強くしていた。

前のページに戻る 一覧に戻る