宮田観光開発の施設改築「現時点では考えられない」と村長答弁
宮田村の第三セクター宮田観光開発の社長を務める清水靖夫村長は12日の村議会一般質問で、同社が経営し築年数40年ほどが経過した観光ホテル、山荘施設の改築について「現時点では考えられない」と改めて示した。
片桐敏良議員が「ただ改築を先延ばしにすれば(経営的に)良いということではない」と質問。
清水村長は安全面や経営強化の面で何らかの改築などが必要になった場合は議会に諮るとしたが、「現段階では計画は見当たらない」とも話した。
そのうえで「(経営問題を)見過ごしてきた過去の反省に立ち、現在あるべき会社の位置を認識し、発展に全力を尽くす」とした。
同社の経営に関わる質問については牧田茂成議員も行ない、改革の推進策として本年度から導入している経営コンサルタントの成果について聞いた。
清水村長は「三セクの甘さがしみ込んだ体質改善に2年間の期間でコンサルタントが入っている。7カ月が経過したが、社員の意識も変化し、業務改善にもつながっている」と話した。