伊那公園でサクラの管理講習会
伊那市は16日、公園などにあるサクラの管理に当たる伊那市振興公社職員などを対象としたサクラの管理講習会を伊那公園で開いた。振興公社職員と同公園のサクラを管理する桜愛護会のメンバー9人が参加。高遠城址公園の桜守として高遠コヒガンザクラの管理に当たっている稲辺謙次郎さんを講師に迎え、管理のうえで注意すべき点などを学んだ=写真。
伊那市では昨年6月、市職員でつくる「日本一のさくらの里構想プロジェクト」を発足。サクラをはじめとする花づくり構想を検討してきた。その中で、市内のサクラの状況などを調査したところ、高遠城址公園以外の場所では管理方法を知らないがためにサクラの管理が行き届いていない実情にあることが分かった。そこで、年間を通じたサクラの管理方法を知ってもらうため、今回初めて講習会を企画した。
稲辺さん木のせん定方法や病気の対処方法などを伝授。参加者からの疑問に応えながら、「病気もせん定も早いうちに対処することが大切」と説明していた。