天竜川防災ボランティア
河川敷内の伐採木撤去作業
南箕輪村田畑地区の天竜川明神橋上流の河川敷内で18日、村の呼びかけに応じて集まった天竜川防災ボランティアが、河川敷内の支障となる立木除去のため、2月に伐採した木や小枝の撤去作業に精を出した。
06年7月の梅雨前線豪雨の経験から増水した天竜川の危険性を考え、村がボランティアによる支障木の伐採を始めた。
防災意識の高揚と資源の有効活用を目的に撤去作業の参加者には無償で木や小枝をゆずると呼びかけ、村内の16人が参加した。2月7日、塩ノ井の原建設が伐採した100本以上の木をチェーンソーなどで運びやすい大きさに切断し、軽トラックなどに積んで運び出した。
大芝区から参加した夫婦は、持ち帰る伐採木は自宅のまきストーブに使うと言い、「河川の防災ボランティアはいいことだと思う。地元の川を愛するのは大切。7月の災害のとき、天竜川が増水して危険なこともわかったので、伐採作業も必要。これくらいの労力は惜しまずやります」と話していた。
村は、伐採木がまだ残っているため、村内在住に限らず自由に持っていってもらうように、今月末まで現場を開放する。今回作業した河川敷内の南側に残る立木の除去作業は、07年度にやりたいとしている。