大明精機が伊那市に工場立地へ
箕輪町に本社を持つ大明精機(小口圭一社長)は、伊那市の福島工業団地に工場を立地する。3縲・年以内に本社移転を想定し、効率化を図る。
市役所で19日、敷地面積4千平方メートルの工場立地覚書の調印を伊那市と締結した。
同社は、自動で製品の方向をそろえるパーツフィーダー開発設計製造販売、大型焼付け塗装、特殊コーティングなどを手がけている。
辰野町にある伊北工場の塗装部門を伊那へ移し、大型製品に対応する設備を導入。より高品質なコーティングで、生産能力(年間1億円)の倍増を目指す。
総事業費は1億5千万円。4月末に着工し、7月の稼働を見込む。塗装部門の従業員9人から10数人に増やす。
工場は4つ目だが、いずれ工場を1カ所にまとめる計画。
小口社長は「大型製品や特殊コーティングの充実を図り、ユーザーから持ち込まれる開発要望にこたえたい」と述べた。