統合で本郷、田切は最後の卒園式、閉園式も
卒園
新年度から新東部保育園に統合される飯島町の田切保育園と本郷保育園の卒園式が23日行なわれ、それぞれ最後の卒園生を送り出し、地域の子どもたちを育んだ園舎ともお別れし、43年の歴史に幕を下ろした。
このうち田切保育園では保護者と手をつないで卒園児8人が在園児や来賓の拍手の中、入場。
卒園児らは高坂町長から保育証書を、高坂裕子園長から記念品を受け取り、早速、保護者に報告「おめでとう、頑張ったね」と祝福を受けた。
呼び掛けで在園児らは「いつも手をつないでくれてありがとう」「いろいろ遊んでくれた」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「どろんこ遊び楽しかったね」「ドッチボール頑張ったね」と、園生活を振り返り「楽しかった保育園、今日でお別れ、元気な1年生になります」とお別れの言葉を述べた。
引き続き、閉園式、高坂町長は「64年開設以来43年間に674人の子どもたちが巣立った。最も園児数が多かった70年には1学年37人もいたが、園児数減少と園舎の老朽化により、5年間の協議を経て、東部に統合することになった。新園では園児らが広々とした施設で、伸びやかに育ってくれるように、万全の体制で臨みたい」と述べ、保護者らに理解を求めた。
式の最後に、園児らは「思い出のアルバム」を歌い、声を合わせて「ありがとう田切保育園、さようなら田切保育園」と別れを告げた。
一方、本郷保育園でも、最後の卒園児7人を送り出し、出席者それぞれが万感の思いを胸に、閉園式を行ない、64年開設以来、492人を育んだ園の歴史を閉じた。
田切保育園園舎は取り壊さず、賃貸での有効活用の道を探り、本郷保育園は建物ごと売却する計画。
なお、飯島、七久保、東部の各保育園でも卒園式で行なわれ、田切、本郷合わせ、5園で86人が仲良く遊んだ園舎を巣立った。