箕輪町協働のまちづくり講演会
箕輪町は22日夜、協働のまちづくり講演会を町役場で開いた。協働のまちづくりのため住民が行政に依存しない姿勢を持つ必要性などを提示した講演と、町内のまちづくり活動の事例発表に学んだ。
NPO法人SCOP理事長の鷲見真一さんが、「協働のまちづくりを実現するために、今必要なこと」をテーマに講演。住民側に必要なことに▽行政に依存しない姿勢▽緊張感のある事業・取り組みを行う▽会議参加と実践参加のバランスをとる-を挙げ、「活動の経験をいろいろな場で発言し、多くの人と共有することで、社会資本が貯まるいい町になる。地道だが、この繰り返しが大事」と述べた。
まちづくり活動の事例報告は、町の06年度事業まちづくり住民提案事業補助金を受けた10団体のうち5団体が発表した。団体は▽これからの農業林業を考えるEグループ▽西部花街道をつくる会▽ちいむもみじ▽ひまわり畑▽箕輪まちづくり同友会-。「多くの人が力を合わせ、語らいながら作業することが協働だと感じた」などの意見があり、今後の課題には活動資金や参加者の確保などがあった。