4月から学童保育サービス拡充
子育て支援、こども室には専門相談員
宮田村は4月1日から学童保育の料金を実質的に引き下げ、預かり時間も延長する。同日からは村教育委員会内に「こども室」が新設され、今まで窓口が別だった保育と学校教育が一本化。各種相談に応じる専門の「こども相談員」も配置するなど、村は重点施策に掲げる子育て支援をさらに進める考えだ。
学童保育は村民会館に隣接する「子ども館」を使用。家庭の事情により原則として小学校1年から4年の放課後保育を行なっている。
通常は下校から午後6時までだった保育時間を6時半まで30分延長。6時までの料金は250円、6時半まで利用すると500円加算する。
平日の休校日は午前8時半から30分繰り上げて8時からに変更。午後3時まで550円で6時までの場合は250円を加算する。
事前の登録制だが、利用希望日を選ぶことができ、村教委は「月20日の利用計算で5千円となり、引き下げになる」としている。
現在の登録は50人ほどいるが、1日の利用者数は20人程度。
こども室に配置する「こども相談員」は、女性1人で教員の有資格者。常勤で対応し、子どもに関する幅広い相談に応じる。
村教委では就学前の育児相談が中心になるとみており、現場もまわるなどして支援する。