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南原配水池通水式

南原配水池通水式

 南箕輪村は28日、南原地区の水道水のさらなる安定供給などのため、06年度事業で増設した南原配水池の通水式をした。
 91年度に貯水量216立方メートルの南原配水池を建設。上伊那広域水道用水企業団から受水し、南原地区に配水している。当初は1日260縲・70立方メートルの配水量だったが、現在は350立方メートルに増加。南原地区、沢尻地区の一部と伊那市の一部が給水地域で、約400世帯、給水人口は1100人。
 国道361号権兵衛峠トンネル開通に伴い、今後さらに水需要の増加が見込まれることから、新たに貯水量208立方メートルの配水池を既存配水池の北側に増設。満水時は、南原地区の通常使用量の約28時間分の貯水能力が確保された。
 村が東海地震防災対策強化地域に指定されていることから、緊急時の飲料水確保のため、国の補助事業(補助率3分の1)を活用し、緊急遮断弁も設置した。今回の設置により、村内3配水池のすべてに緊急遮断弁が設置された。
 通水式で唐木一直村長がバルブを開いて受水を開始した。村長は、「増設によりさらに地域の水の安定供給ができる。この地域は今後開発が進むと思われるので、水がこれからも必要になる。今後も安定供給を図っていきたい」とあいさつした。
 配水池は鉄筋コンクリート耐震設計造、半地下方式。電気機械設備工事などを含む総事業費は5403万3千円。

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