かんてんぱぱで第19回上伊那工芸展
上伊那工芸会による第19回上伊那工芸展が8日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。さまざまな工芸に携わる28作家による工芸品約40点と小作品約300点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
上伊那工芸会は上伊那地域の工芸レベル向上を目的として25年ほど前に発足したもので、年を重ねるごとに会員が増え、日展に出品するなどといったレベルの高い会員も多く在籍するようになった。幅広い分野の作家が派閥などにかかわらず集まっている同会のような取り組みは、県内でも珍しいという。
作品展は1年おきに開催。陶磁、染色、木芸、人形など、さまざまな工芸で作られた多彩な作品を一度に見ることができるだけでなく、作家それぞれの技法や個性の違いも楽しむことができる。
彫鍛金作家の木下五郎さんは「工芸は生活に密着したものを芸術の域まで高めた日本独特の文化。興味がある人はぜひ参加してほし」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。