県議選開票事務
箕輪町が新方式導入で時間短縮、合理化図る
箕輪町は、8日の県議会議員選挙の開票事務で、効率化を図り時間短縮を目指す新方式を導入する。開票事務を通して仕事の合理化を学び、今後の業務、役場全体の体質改善につなげることを狙う。
元三重県知事で早稲田大学大学院の北川正恭教授が提唱する「一点突破全面展開」の発想に基づく行革手法の一つ。県内先進地の小諸市に学び、従来の分業体制から、開票、内容点検、計数までを流れ作業に切り替える。前回の県議選の開票作業は職員71人体制で所要時間1時間25分だったが、今回は49人体制で45分を目指す。
開票作業に広い空間を確保するため、開票場を町文化センターホールに変更し、いすは設置せず、作業台を効率が上がるとされる高さにして立ち作業にする。職員数の減と時間短縮によりコスト削減も図る。
町は5日から7日まで開票事務のリハーサルを繰り返し、理事者と課長全員も見守った。平沢豊満町長は、「日常一般の仕事の合理化を開票事務を通じて体験する。職員数を絞ってやるので、それを核に全職員に広がってほしい」としている。