ペアーレ伊那で立石さん、赤羽さんの写真展
伊那市の社会保険健康センター「ペアーレ伊那」で21日まで、城南町の建石繁明さん(72)と西春近の赤羽信一さん(61)による写真展が開かれている。
同施設で講座を開く建石さんは今回「春よ来い早く来い」と題して今年の2月から3月にかけて撮影した花々の写真20点を展示。
地元で撮影した作品が中心だが、早咲きとして知られる伊豆地域のカワズザクラとメジロの姿をとらえた作品なども並んでいる。
3月初旬に咲く「セツブンソウ」は、辰野町で撮影した作品。花びらのようなガクを持り、白い花が咲いているように見えるセツブンソウだが、本来のガクの枚数は5枚。しかし今回の撮影では、7枚のものや14枚のものもあり、建石さんは「25年近く撮影してきたが新たな発見」と話す。
そのほかにもフクジュソウやザゼンソウ、オオイヌノフグリなどといった早春の花々のさまざまな表情をとらえた作品が並んでいる。
建石さんの講座を受講して2年となる赤羽さんは「安曇野の白鳥」と題して14点を展示。湖ハクチョウの美しさに魅了され、白鳥に焦点を絞って写真撮影を続けてきた赤羽さんがペアーレで作品展を開くのは初めて。今回は昨シーズンと今シーズンに撮影した作品を展示した。
2羽の白鳥がちょうど同じポーズとなった一瞬をとらえた「二重奏」をはじめ、安曇野市の白鳥写真展で入選した作品など、白鳥が見せる一瞬の表情をとらえた面白い作品が多い。
赤羽さんは「動きがある白鳥をの姿を見ていただければ」と話していた。