駒ケ根市と市議会が超大型店進出に反対声明
駒ケ根市福岡で現在工事中の伊南バイパス沿線に食品や衣料などを扱うスーパー「ベイシア」とホームセンター「カインズホーム」が合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ新店舗を出店する計画があるとする情報を得た駒ケ根市の要請を受けて市議会は9日、全員協議会を開いた。中原正純市長と市担当者の説明を受けた上で、同店の進出に断固反対する竏窒ニする旨の市長声明について了解し、市議会としても反対声明に名を連ねるほか、今後進出阻止に向けて行動を起こしていくことで全員の意見が一致した。上伊那農協と駒ケ根商工会議所から3月30日付で出店に反対する要請が議長宛てに提出されている。
市議会は99年と02年の2回「大型店に頼らないまちづくりを期待する」、「超大型店は市のまちづくりの理念にそぐわない」などとして出店に反対する決議を可決している。
市によると同店の進出に当たってこれまで市への説明などは一切なく、地権者への接触から今回の計画が分かったという。
ベイシア(本部・群馬県)は1997年3月設立の総合流通グループ企業。関東を中心に11県下93店を展開する。売上高2700億円(08年2月計画)、従業員数990人。カインズは同社のグループ企業。