辰野の高校1年生・萩原君 スノボ全日本で2位
第25回日本スノーボード連盟全日本スノーボード選手権(4竏・日、石川県・白山瀬女高原スキー場)のジュニア男子の部に出場した、辰野町小野の高校1年生萩原正道君(15)=写真=が大回転(GS)で準優勝した。同部門への出場は、南信地区からは初めてで、この快挙に周囲も喜んでいる。
萩原君は、2月中旬に富山県であった中部地区大会で出場権を獲した。大会では各予選を突破した中部、北海道、関東地区の計7人がエントリーし、旗門を設置した全長550メートルのコースを2回滑った合計タイムで順位を競った。
オーバーターンによりタイムロスし、1本目を終えた時点では3位だったが、2本目を「ほぼノーミス」(萩原君)で滑り2位に浮上。トップとの合計タイム差は約1秒ときん差まで迫った。萩原君は「悔しい気持ちもあるが全日本大会に出れただけでもうれしかった」と謙虚に語る。
父親の影響で小学校3年生の時から競技を始め、2年前からスノーボードサークル「S‐mix」(伊那市)に所属。将来の夢であるプロ選手への道については「(今回の大会で)自信がついた」と話す。
また、同大会の回転(SL)にも出場し6位の成績を残した。