【記者室】展示会場に音楽
あっ、音がある-。県伊那文化会館美術展示ホールで現在開催中の「信州から宇宙を見よう!-県内の宇宙スポットと天体写真展-」。訪れた方は、いつもの展覧会との違いに気づいただろうか。そう、会場内に音楽が流れているのだ▼プラネタリウム担当職員と学芸員に音響担当職員が協力し、展示会場に音楽を流す“ささやかな提案”だという。本格的な機材を入れ、決して邪魔にならないように音量は極控えめ。心地よい音楽を感じながら、天体写真を見る。プラネタリウムのCDコンサートに少し似た感覚だろうか▼通常の展覧会で音楽を流すことはない。しーんと静まり返った会場で鑑賞に浸る。しかし、音のある空間で鑑賞する“提案”を体験するのも面白い。(村上裕子)