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ポルトガルのワインを飲み比べ、山ぶどうワインの関係者が意欲高め

 4年連続で高品質を示す県の原産地呼称管理制度に認定された宮田村の山ぶどうワイン「紫輝」「駒ケ原」を生産販売する関係者は12日、500年の歴史を持つポルトガルのワインを試飲し、知識を学ぶ講習会を行った。現状に満足せず、さらに上のレベルを目指そうと開いたもの。・ス世界基準・スのワインとその根底にある文化の奥深さを感じつつ、生産販売意欲を高めた。
 山ぶどうの里づくり推進会議(会長・清水靖夫宮田村長)の主催で、栽培組合、酒販店、飲食店組合など約30人が参加。
 「紫輝」などを醸造する本坊酒造の橘勝士顧問が「風土を磨こう」と題して講演した。
 国内外のワインに精通している橘さんは、日本に最初に伝来したとされるポルトガルのワインの現状を紹介。
 風土、気候の違いを巧みに利用し、新しい技術も導入しながら特色あるワイン文化が各地で確立されていると伝え、参加者は代表する6銘柄を試飲した。
 「外に目を向けることで見えてくる部分も多い。勉強になった」とある栽培者。
 橘さんは宮田村の風土に期待を寄せ「この地域は文化をつくるのが上手。ぜひ作るだけでなく、ワインを使い楽しむ習慣が定着できたら」と話した。

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