伊那谷写友クラブ
それぞれが独自のテーマを追求!!
花、昆虫、風景、人物など幅広いテーマの写真が見る人を魅了する。伊那市を中心とした写真愛好者でつくる「伊那谷写友クラブ」(建石繁明会長)の作品展はメンバーそれぞれのこだわり、独自のテーマが詰まっている。
各自が目指している方向の違いを持ち合うことで、個性豊かなクラブに。一口に風景写真といってもその表現方法はさまざまある。写真で自己を表現する手法には限りがないことを伝えている。
同クラブは、上伊那地域では活動歴が長く、発足から15年目を迎える。撮影経験豊富な愛好者で会を立ち上げ、その後、写真に興味のある人たちがぞくぞくと集まった。一時は30人の大所帯だったこともあるが現在は16人。そのうち創立当初のメンバーが5人残っている。
活動は、年1回の定期展での作品発表のほか、月例会でそれぞれの写真を批評、助言し合い、撮影技術の向上を目指す。それぞれが個性を尊重し、そこから自分の発想の展開につながるヒントを得る。触発し合うことで、全員が技術を学んでいるのだ。
写真を始めたきっかけや楽しみ方は人それぞれだが、写真を撮ることは自分を表現する手段、自己の存在の証だという考えは一致している。集まるメンバーの職業や年齢に違いはあるが自己表現することにそれらは関係ないのだという。
建石会長のモットーは「心も写真も豊かに」。写真を通して人間的コミュニケーションを竏窒ニの考えだ。写真を互いに見せ合うことで交流は広がる。写真を撮ることは手軽だが奥は深い。息づまったときにには会員が手助けする。同志が集まることで支え合っているのだ。
定期展「伊那谷写友クラブ第17回写真展」は5月6日まで、伊那市荒井の伊那市立伊那図書館の広域情報コーナーで開いている(午前10時縲恁゚後7時、最終日は午後5時まで)。
「第17回写真展」は伊那市立伊那図書館ではじまっている