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山岳観光シーズンへ

中央アルプス開山式

山岳観光シーズンへ

 中央アルプスの開山式が25日、県内山岳観光地のトップを切って駒ケ岳千畳敷の駒ケ岳神社であった。
 千畳敷一帯は朝からあいにくの雨だったが、観光関係者など約20人が出席。祭壇に向かって拝礼し、玉ぐしをささげるなどして入山者らの安全を祈願したほか、山で亡くなった遭難者らに黙とうをささげた。
 アトラクションとしてスイスの民族衣装に身を包んだ「アルプホルン駒ケ根」の8人が『やまびこ』など数曲の演奏を披露。のどかな音色を千畳敷カールに響かせた=写真。
 開山式に合わせて訪れた約100人の観光客は「宝剣岳も何にも見えないね」と話し合い、みぞれ混じりの小雨が舞う霧の空を恨めしそうに見上げながらもアルプホルンの演奏を楽しんでいた。
 神社前の積雪は約2メートルで、拝殿の屋根と鳥居の頂部がわずかに頭をのぞかせている状態。

南ア林道バス 歌宿まで運行開始

山岳観光シーズンへ

 伊那市営の南アルプス林道バスが25日、戸台口竏忠フ宿間で運行を開始した。11月中旬までで、山開きの6月15日から北沢峠まで運行する。
 出発式で、林道バス運転手らを前に、宮下市蔵長谷総合支所長は「四季折々の変化が楽しめる反面、危険が伴う。安全で快適な旅ができるように協力をお願いしたい」とシーズン中の無事故を祈った。
 林道バスは、三峰橋付近の戸台口から北沢峠までの22・6キロで運行。1日4往復(バス営業所発・歌宿行午前8時5分、10時5分、午後0時45分、2時10分)。
 南アは登山、高山植物などが楽しめ、利用者数は例年並みの5万人を見込む。
 初日は雨降りだったが、始発便には3人が乗車。仲間と2人で訪れた伊那市美篶の農業畑昭彦さん(53)は「昨年、登ったとき、雪が降った風景がとても良かった。日帰りで、歌宿から北沢峠まで歩きたい」と話し、バスに乗り込んだ。
 営業所によると北沢峠付近の積雪量は50センチで、例年より少なめ。
 運賃は仙流荘竏忠フ宿間が800円(小学生は半額)。所要時間は40分。問い合わせは南ア林道バス営業所(TEL98・2821)へ。
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 南アルプスの山小屋「長衛荘」は25日、営業を開始した。11月中旬まで。
 予約状況は7縲・月の土・日曜日がほぼ満杯状態になっている日もある。
 収容人員は140人。料金は素泊まり3500円、1泊(2食つき)7500円。
 予約は、長衛荘(TEL090・3023・9030)へ。

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