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信州大学農学部の食と緑の科学資料館26日にオープン

信州大学農学部の食と緑の科学資料館26日にオープン

 信州大学農学部が地域連携の拠点に位置付ける「食と緑の科学資料館」が26日、構内の一角にオープンする。大学の教員などが個々に保管してきた貴重な動植物資料を一堂に集めて展示し、一般に公開していくほか、講習会や公開講座などを行える研修室も設置。社会教育や子どもたちの自然教育の場としても活用していくことを想定している。
 同館は農学部の創立60周年記念事業として建設を進めていたものだが、資金調達が難航した結果、工事の着工が遅れ、当初予定から半年遅れでの開所となった。建物は鉄骨造平屋建で広さ約600平方メートル。展示室は3部屋あり、昆虫、動物、食料などの資料を展示する。そのほかには、農産物の直売所コーナーや地元企業などが自社の研究開発品をPRする展示スペースなども設けた。総事業費は約1億円。
 オープン当日は記念講演会もあり、同学部の卒業生で現在北海道で自然教育などに取り組んでいるエコ・ネットワーク代表、小川巌さんは「エコ・ネットワーク15年の軌跡」を演題に講演する。
 参加無料。午後3時半から。農学部30番講義室で。
 また、15日まで同資料館の愛称も募集している。
 詳細は信州大学農学部庶務係(TEL77・1302)へ。

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