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県市町村対抗駅伝 駒ヶ根市準優勝

県市町村対抗駅伝 駒ヶ根市準優勝

 第17回県市町村対抗駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は6日、松本市の松本城太鼓門をスタートし、松本平広域公園陸上競技場へとゴールする8区間、39・3キロのコースであり、長野市が2時間04分29秒で8年連続11回目の優勝を達成した。前回準優勝チームの駒ヶ根市は、トップと35秒差の2時間05分04秒で2位に終わり、またしても悔し涙をのんだ。
 序盤から駒ヶ根市はトップを独走した。1区福沢(駒ヶ根東中3年)が区間賞の快走で後続を引き放すと2区から5区までトップを維持。しかし、6区滝沢(ジェルモ)が長野市に抜かれ、19秒差でたすきを受けた8区小林(内堀醸造)に逆転優勝を託すも連覇を阻止することはできなかった。
 今大会は 松本市制施行100周年を祝う記念事業。例年の同公園周辺を走る9区間、42・195キロのコースから、松本城をスタートし、市街地を通り抜けて競技場へとゴールする特別コースで実施し、昨年と同じ57市町村が参加した。
 総合成績では、伊那市が2時間12分34秒で9位。町の部では、辰野町が2時間15分34秒で2位(総合18位)、箕輪町が2時間17分34秒で4位(総合23位)だった。そのほかの上伊那勢の総合成績は、中川村が2時間25分43秒で41位、飯島町が2時間28分28秒で46位、宮田村が2時間30分52秒で51位、南箕輪村が2時間31分29秒で52位。

駒ヶ根市の挑戦続く

 優勝を合言葉に選手一丸となって望んだ駒ヶ根市だったが、底力に優る長野市に破れた。下島監督は「みんな頑張ってくれた。悔しいけれど長野市が一段上だった。まだまだこれから、来年も〝打倒長野〟を目指したい」と力強く語った。
 〝先行逃げ切り〟を目指した駒ヶ根市。序盤の中学生らの働きで首位を維持するも長野市の終盤の追い上げを抑えることができず、逆転優勝を許す。
 1区福沢(駒ヶ根東中3年)は10分52秒の区間賞の走りで後続に約30秒の大差をつける。続く2区篠田(同中3年)、3区小林(同中3年)は区間3位以内の力走、4区森田(赤穂中2年)も区間5位の走りで役割を果す。
 「最後に力を残さないよう最初から全力で走った」という森田は、一般女子選手も参加する激戦区で、追走してくる長野市の強豪選手に抜かれることなく先頭を維持した。区間順位5位は、同区に出場した女子中学生の中ではトップ記録。下島監督も「期待以上の走りだった」とたたえた。

区間賞の福沢の一言

 ○…冷静に入って後半伸びるように心掛けた。(最初の1キロ、2キロを)3分ずつで刻んで残り1600メートルでラストスパートする設定(最初の1キロは2分57秒)。後半はきつかったが周りの声援が支えになった。ライバルの藤木君(中野市)、山口君(須坂市)、吉良君(長野市)らを抑えられて良かった。

小学生駅伝 駒ヶ根市3連覇成らず

 同時開催の第3回県市町村対抗小学生駅伝競走大会(同主催)は、競技場を発着点とした4区間、6キロ(一人1・5キロ)で競い、3連覇を狙った駒ヶ根市は22分41秒の総合10位に終わった。村の部では宮田村が23分06秒で2位(総合17位)に健闘した。
 駒ヶ根市の林監督は「各自がベストの走りをしたが力及ばなかった。その中でも5年生がしっかりと走れていた」と3区八木絵璃奈(赤穂南小5年)を評価。「この経験を生かし、来年も頑張ってほしい」と期待した。
 八木は「駅伝は初めてでコースを間違えないか心配したけど全力が出せて良かった。来年の優勝を目指した」と笑顔で語った。

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